2005-04-21 第162回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
御存じの方も多いと思いますが、東京裁判、極東軍事裁判のときに、一人インドから来ておりましたパル判事のみが日本のいわゆる戦争犯罪人を裁くことは不当であるということを堂々と述べられたことはいまだに記憶に新しいところでございます。
御存じの方も多いと思いますが、東京裁判、極東軍事裁判のときに、一人インドから来ておりましたパル判事のみが日本のいわゆる戦争犯罪人を裁くことは不当であるということを堂々と述べられたことはいまだに記憶に新しいところでございます。
非常にインドが日本に対して、あの東京裁判のパル判事もそうですけれども、国としての品性をしっかりとアジアの中の位置付けという観点からも示したと。 私は、日本の取るべき態度は、こういった日本の歴史とそして自分が今いる立場をしっかり認識をして、品格のある、品性のある政治を内外に示していくことなんだろうというふうに思います。
特にインドにつきましては、いわゆる東京裁判のときのパル判事の問題や我が国に対しましてはいろんな意味でいい関係を持っておったわけでございますが、今般核実験を行うというような挙に出られたことに対して非常に残念に思っておるわけでございます。
このときに、インドのパル判事という方が、何も日本が被害者であるのにそこまで変えなくてもいいじゃないかという言葉に対して、浜井市長という方は、だれが爆弾を投下したかにかかわらず、一たん原爆というものが落とされた限りはこの被害者の前に立ってすべての人類が自省をすべき事柄であるということで、過ちは二度と繰り返しませぬから、としたわけでございます。
板垣議員が立ち上がって、インドは日本にとっては非常に友好的な国だ、東京裁判のときのパル判事のエピソードなんかもおっしゃいまして、改めてインド人というのは日本人に対して非常に親日的だということは私も思い出したわけであります。
ちょっと聞きますが、あのとき私は、東京軍事裁判、正式に言えば東京極東国際軍事裁判、それのパル判事の判決文のことを話した。これだけあるのです、これだけ。この人の主張は、日本無罪論を唱えた。敗者が裁かれるとするならば、勝者が裁かれなきゃいかぬ、そう言って、これは日本を味方したのではない、日本を擁護するもののための私の考えでもなきゃ何でもない、法律家としての良心と正義感である。
特にあの東京裁判におけるインドのパル判事の所論、これは相当の説得力があるわけでございますし、それから東京裁判が終わりまして五年後にキーナン主席検事が、あの東京裁判は失敗であったというあの述懐にも相当な真実がございますし、それと相前後いたしましてマッカーサー総司令官がアメリカの上院の軍事委員会で述べられました、日本の行動は日本の安全保障のためであったという議論についても相当真実性があるわけでございまして
これについて正しく評価しておる方は、東京裁判で日本の無罪を唱えたインドのパル判事であります。パル判事が同じことを言っております。パル判事は、自分の国がイギリスの帝国主義の植民地になっておりましたがゆえに、日本の立場がよくわかるのでございましょう。 満州事変の原因はその他にもたくさんございます。
だから、結局はパル判事は無罪を主張したわけでしょう。あのときの主席検事のキーナンですら、数年たったら、あの極東軍事裁判は数多くの誤りがあったと自分が述懐しておるのです。
今までしばしば言われてきておりますように、東京裁判のパル判事の日本無罪論をお書きになったその根本的な物の見方、あるいはまたマルクス史観によるのでございましょうか、資本主義国家 群が結局は相争うてこの戦争に相なったんだというような物の見方、あるいはまた、これはアメリカ人自身の中にそういう学者がおり、学説がありますけれども、真珠湾はわなであって、日本をおびき出してやったのである、これは私も相当この種の本
ですから、この裁判についてだけ言わせていただいても、例えば判事を努めたインドのパル判事は、この裁判を復讐の欲望を満たすために、単に法律的な手続を踏んだにすぎないようなやり方は、国際正義の観念とはおよそ縁遠い。こんな儀式化された復讐は瞬時の満足感を得るだけのものであって、究極的には後悔を伴うことは必然であるとして、全員無罪を主張しておりますけれども、そういう裁判でありました。
この無罪という考えがあればこれは外交々渉だけになるわけだと思つておりますが、併しまあ事実は有罪として取扱つて戦犯釈放をお願いしておるわけですから、これは仕方ないのですけれども、後日私はやはり独立国の面目として、時日が経過して、成るほどこの判決というものは誤つておつたという時期が来るのではないかと、実はパル判事と同じ考えを持つておるわけです。
○中山福藏君 私は実は昨年九月にインドのカルカツタに参りまして、パル判事に面会して親しく戦犯問題に対する彼の意見を聞いたのであります。
そのうちでインドから来ましたパル判事は七つの点について皆多数意見と反対で、無罪を主張しております。日本の戦争は侵略戦争にあらずと、それからして事後法で処罰することは国際法でも国内法でもこれはいけないのだと言つて、これは詳しく全部七点とも無罪の裁判をしている……。